奈良県支部(逢阪善史支部長)の「平成22年度合同卒団式(中学生の部)」が16日、橿原市小坊町の橿原万葉ホールで所属13チームの3年生143選手と、来賓、保護者ら約280人が出席して行われた。昨年(2009年)夏の葛城JFKボーイズに続き、今年(10年)夏には生駒ボーイズクラブが全国優勝。2年連続同支部代表のチームが“日本一”を飾っただけに、式典は大いに盛り上がり「昨日の敵は、今日の友」で、卒団する選手もあらためて交流を深めていた。

 それぞれのユニホーム姿で会場入りした選手が、あちこちでふざけ合い、笑い転がって、敵も味方もない“仲間の輪”が広がっていった。まさにラグビーのノーサイドだ。午前9時から始まった式典では、生駒MBCボーイズでたった一人の3年生だった津坂主将が「指導してくれたチーム関係者、お父さん、お母さんの陰の力で野球ができたことに感謝します」と謝辞を述べ、逢阪支部長からは一人ひとりに卒団証書と、記念品にボーイズ報知の縮刷版「夢」が贈られた。

ユニホーム姿の選手たちは、会場で“仲間の輪”を広げていった 選手の親善、交流と経費軽減を目的に行われた、全国で初めての支部合同卒団式は、昨年に続いて2回目になる。各チームが豪華なホテルで卒団式を行うのは珍しくないが、今年も会場は公共施設を利用して使用料、設営費など合わせてもわずか8万円。「ちょっとでも長く楽しませてやろう」との配慮から、今年は各テーブルに昼食(60万円)が用意されたが、すべてチーム、出席者で“割り勘”にした。

 夏の全国大会で優勝した生駒ボーイズクラブの植田主将が「ここにいる選手と、高校でチームメートとして一緒に野球ができるのが楽しみ」と言えば、葛城JFKボーイズの川西主将は「僕たちは全国大会に行けなかったけど、楽しかった」と振り返る。会場後方で式典を見守った保護者も「最後まで野球をやり通したことを褒めてやりたい」(奈良イーグルスボーイズ・田村さん)「のんびりした子供だったのに、けじめをつけられるようになった」(南都エンゼルスボーイズ・三浦さん)と、頼もしくなったわが子の姿に感激していた。強く、たくましく、そしてボーイズリーグで野球を続けた誇りを持って、選手たちが巣立っていった。

 日本少年野球連盟・福永良夫専務理事「支部合同の卒団式は、新しい流れとして方向性を示してくれた。ボーイズではライバルだったが、高校へ進学すればチームメートになる。各支部でもこうした卒団式にチャレンジしてほしい」
 

(2010年10月27日13時04分 スポーツ報知)

~茶話会で松本代表と記念撮影~
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