われらの仲間である廣中蒼磨君がスポーツ報知に掲載されました。
よって記事全文をご紹介致します。


20100113
オール大和ボーイズ・安芸監督(左)から打撃指導を受ける廣中蒼磨選手
将来の夢はプロ野球選手だ

【オール大和・廣中蒼磨選手、聴覚障害乗り越え夢はプロ】

 オール大和ボーイズ(奈良県支部)に2級の聴覚障害手帳を持ちながら、夢の実現に向けてプレーしている選手がいる。「奈良県立ろう中学校」に通学する一方、同チームに所属する廣中蒼磨(ひろなか・そうま)選手=中1=だ。野球を始めた小学4年生のときの作文に「将来、プロ野球選手になりたい」と書いた。同じような障害を克服してプロ野球で活躍する選手もいる。夢はでっかいほどいい。

 148センチ、40キロと決して体格には恵まれてはいない。だが「体の大きい、小さいは別にして、目で見て反応するスピード、自己判断は健常者と全く変わらない」と安芸監督。草野球で活躍する父親・章浩さんの姿を見て、右投げ左打ちになった。守備位置は主に内野手(遊撃)兼投手で、ナインとのコミュニケーションは指で○や×を作れば十分通じるし「分からないときは筆談する」(親木主将)という。

 野球を始めたきっかけは、小学4年生のとき、5歳年上の“お隣のお兄ちゃん”とのキャッチボールだった。チームのOBで、昨夏の甲子園に鹿児島樟南高の選手として出場した岡下大将(ひろまさ=3年生)さんだ。「僕とのキャッチボールが二人の会話になった。今も野球を続けてくれているのがうれしいし、弟のような存在」と岡下さん。以来、岡下さんの後ろ姿を追っかけ、中学に進学してから硬式野球を続ける気持ちになった。

 生後7か月から補聴器を付け、今も自動車のクラクションは近くで鳴らないと聞こえない。障害度は学校でも重い方で、言葉も話せないから章浩さんや母親・由美さんとの会話は手話。「器用なタイプじゃないけど、まじめで素直。逆に教えられることが多い」と由美さんは練習日には必ずグラウンドに姿を見せている。だが章浩さんは「やる限りは中途半端にするな、と言ってある」と厳しさも忘れていない。

 ボーイズリーグでは試合前の審査で自らの生年月日を言わなければならない。ベンチ入りも監督、コーチ、責任者に限られている。だが連盟では理由を添えた届け出があれば、父母の帯同を許可する方針だ。同じような障害がありながら、プロ野球、横浜ベイスターズで活躍する石井裕也投手や、今春から開幕する女子プロ野球リーグの山元保美さんがいる。蒼磨が作文に書いた「プロ野球選手になりたい」も決して夢ではない。

(2010年1月13日17時05分 スポーツ報知)
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